教育移住ママの体験談①「私たちが教育移住を決めた理由」

こんにちは、WorkingHaha編集部です!今回はワ―ママのみなさんが気になるテーマ「教育移住」について、実際にマレーシアに娘さんと教育移住中のMaiさんの体験談を連載にしてお届けします。教育移住を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

ふらりと春休み観光でマレーシアへ

2023年初め、私はフルタイム会社員でしたが、娘の春休みに近場で旅行に行きたいなあとぼんやり考えていました。

この時期、アメリカにいる息子はイースターホリデーとスプリングホリデーが飛び石であるため帰国せずアメリカ滞在。夫もまとまった休みが取れる状況ではなかったので、娘と2人旅もいいよねと。

そこでふと、仲良しの親子が2023年1月からマレーシアに教育移住していて、「遊びに行くねー!」と、言っていたことを思い出しました。片道7時間ほどかかるものの、日本との時差は1時間、そして、羽田深夜便があるので、時間を有効に使えることも好印象。

マレーシアは常夏・プール天国

マレーシアは大きく分けるとタイとシンガポールに接する西マレーシア、インドネシアとボルネオ島を二分する形の東マレーシアに分かれています。

お友達を訪ねる目的もあったので、今回は西マレーシアのクアラルンプールへ。

赤道直下ではないものの、のんびりとした熱帯雨林気候。クアラルンプール近郊のコンドミニアムには、当たり前のようにプールがありますし、テーマパークのようなプールもたくさん点在しています。プール大好きな娘は初日からマレーシアが大好きになりました。

私が会社員復帰後2年ほど経った時で、ようやく慣れてきたこともあり、教育移住ということは、1mmも考えていなかったのですが、お友達の学校に一緒にお迎えに行かせていただいたところ、目から鱗。広大で新しいキャンパスで、のびのび英語ベースで勉強している姿に親子で感動しました。

そこで娘が放った一言…「マレーシアで勉強したい。」

息子がアメリカに留学してから2年と少し。娘は兄の背中を追っているので、いつか海外に行ってみたいという気持ちを持っていたのは知っていました。そして、息子も言葉の面では日本でもインターナショナルスクールに通いたかったと。

マレーシアで勉強したい気持ちを理解しないでもないなあという、ぼんやりとした気持ちで帰国の途につきました。

教育移住をするのかしないのか

とはいえ、お友達の姿を一瞬見ただけで、移住を決められる訳もなく。最も大事なのは娘の覚悟だと考えました。海外で勉強するということはどういうことかも踏まえて、何度も家族会議を重ね、娘の気持ちが確かなのかを確認していく作業。

日本で英語を勉強しているとはいえ、使えるレベルには娘は程遠いこと、勉強についていくには相当な努力が必要なこと、人種の壁というものは存在していて、嫌な思いをするかもしれないこと、当たり前だけれども、日本のお友達とは会えなくなること、週5回、一生懸命通っていたバレエを続けることは難しいこと、家族がバラバラに暮らす分、コストが上がることなど、どちらかというとデメリットを中心に、娘が理解できるように伝え、「それでもあなたは海外で勉強したいですか?」と問いかけました。

真剣な話し合いに加え、ことあるごとに、「本当に海外行く気あるの?無理じゃない?」と、冗談めかした会話の中でも聞いてみながら。娘の決意は揺らがず、私が会社を辞めることになる気持ちの整理も含め、夫とも何度も話し合った上で、教育移住の検討を始めることを決めました。

そもそもどこの国が適切か?からリサーチ開始

娘がまだ10才ということもあり、ボーディング(寮)という選択肢は除外することにして、マレーシアに限らず、親子で移住できそうな国を片っ端からリサーチしてみることに。

オーストラリア、カナダ、シンガポール、タイなど色々な国を比較検討することから始めました。息子のいるアメリカは、近くに行けていいなあと思うものの、教育目的では親にビザは降りないので今回は対象外となりました。

これらの国を比較してみて、マレーシアに決めた理由を簡潔に挙げると、

  • 日本との時差が1時間(ほぼ一緒)
  • 教育移住を誘致することを政策として掲げている国なので、親にビザが降りやすい
  • インターナショナルスクールの選択肢が150校近くある
  • 家賃が比較的安い
  • 生活コストが日本とほぼ同等

マレーシアに教育移住する方向で検討しよう

そもそもですが、教育移住に私も夫も前向きな姿勢だったのは、海外が桃源郷だと思っているからではありません。息子の成長を目の当たりにしているからというのが大きな理由です。

彼は自分で決断し、アメリカで色んなことを感じながらサバイブしているように見えます。英語力の伸びはもちろんですが、それ以上に親のいない外国で生き抜いている様子を見て、強くなっているなあと感じます。

目上の人とのコミュニケーションや、三食しっかり食べること、必要であれば助けを求めることなど、日本であれば私が手を出してしまっていたことを、1人でやっているところを見ると、号泣してでも海外に出してよかったと思っています。

もちろん、まだまだ未熟なので壁にぶち当たったり、トラブルに巻き込まれたり、まあ毎日色んなことを心配しながら、ヤキモキしていますし、今すぐ飛んでいきたい気持ちにもなるのですが。

前置きが長くなってしまいましたが、娘も、本人が望むのであれば、そんな経験をさせたいという気持ちが前提にあります。娘の覚悟の確認と国の比較検討の末、マレーシアの学校を具体的に検討することに決めたのが、2023年5月ごろだったでしょうか。

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