こんにちは！WorkingHaha編集部です。副業を始めると気になるのが経費の問題ですよね。「何が経費になるの？」「どう管理すればいいの？」という声をたくさんいただいています。今回は、働くママの視点で、副業の経費について分かりやすくお話ししていきます。
副業で使える経費の基礎知識
副業の経費として認められる項目
副業の経費として認められる主な項目をご紹介します。
備品・消耗品費
- パソコン、タブレット
- 文具・事務用品
- プリンター、スキャナー
- 専門書籍・資料
通信・インターネット費
- インターネット接続料
- 携帯電話料金
- オンラインツール利用料
- クラウドストレージ料金
スキルアップ関連
- オンライン講座受講料
- セミナー参加費
- 資格取得費用
- 研修費用
業務関連サービス
- 会計ソフト利用料
- クラウドサービス利用料
- 各種アプリケーション料金
- データバックアップ費用
経費計上時の注意点と判断基準
経費として認められるための基本ルールを確認しましょう。
経費の条件
- 業務との関連性：副業の遂行に必要であること
例：ライティング業務用の文具やノート - 合理的な金額：一般的な価格範囲内であること
例：仕事用のソフトウェアライセンス料 - 按分が必要な場合：プライベートと兼用の場合、割合を計算
例：インターネット料金の30%を副業用として計上
按分の計算をわかりやすく解説！
按分（あんぶん）とは、費用を「副業で使った分」と「プライベートで使った分」に分ける方法です。たとえば、月5,000円のインターネット料金のうち、30%を副業で使用した場合、5,000円 × 30% = 1,500円が副業の経費になります。また、自宅の電気代を1日3時間副業に使うなら、3時間 ÷ 24時間で12.5%を計算して経費として計上できます。副業と生活費を正確に分けることで、合理的な経費申告が可能になります。
働くママならではの経費活用術
家事や育児と副業を両立する中で、兼用できるものを効率的に経費として活用する方法をご紹介します。
家事・育児と兼用できる経費の考え方
兼用可能な経費の例
1. 作業スペース関連
例：書斎の照明や空調費
- 按分方法：使用時間で計算
- 計算例：1日3時間を副業に使用 → 3時間 ÷ 24時間 = 12.5%を経費計上
2. 通信費関連
例：自宅のインターネット回線
- 按分方法：副業での使用割合で計算
- 計算例：副業で全体の30%使用 → 月額料金の30%を経費計上
3. デジタル機器
例：タブレット端末
- 按分方法：利用目的で按分
- 計算例：副業60%、家事や育児40% → 購入費用の60%を経費計上
時間効率を上げる経費活用法
限られた時間を有効に使うためのアイテムを、経費として活用できます。
時間管理ツール
- スケジュール管理アプリ
- タイムトラッキングアプリ
- タスク管理ソフト
自動化ツール
- 請求書作成ソフト
- 経費管理アプリ
- データバックアップサービス
外部サービス
- クラウドストレージ（例：Google Drive、Dropbox）
- オンライン会議ツール（例：Zoom）
- データ入力代行サービス
効率的な経費管理の方法
忙しいワーママには、シンプルで効率的な管理方法がおすすめです。
デジタルツールを活用する
- レシート管理アプリ
領収書を撮影して自動保存し、検索も簡単。 - クラウド会計ソフト
確定申告対応のソフトなら、日々の記録がそのまま申告書作成に使えます。 - スケジュール管理アプリ
経費関連の締め切りや支払い日をリマインド。
記録の習慣化
- 都度記録：レシートや支払い記録をその場で記録。
→ 忘れる前に記録するのがコツ。 - 月次整理：月初めに経費を整理・確認。
→ 振り返りと見直しの時間を確保。 - 年間準備：確定申告前に集計。
→ 記録漏れをチェックし、必要書類を揃える。
家事や育児と兼用の経費も賢く使おう
副業とプライベートの境界があいまいな費用も、合理的に按分すれば経費にできます。
例：兼用経費の考え方
- 通信費：家庭用のインターネットも、使用割合に応じて経費計上可能。
- 作業スペース：自宅の書斎やリビングの一部を使う場合、その利用割合を計算。
- タブレット端末：子どもの学習用にも使う場合、副業の使用割合を計上。
Aさん（ライティング副業）
「子どもが寝た後に作業をするので、作業スペース用のデスクランプや椅子を購入しました。電気代は1日3時間を副業として按分。月に一度、経費管理アプリでまとめています。申告時もスムーズでした！」
確定申告に向けた経費の記録方法
確定申告時に困らないためには、日頃の記録が重要です。
記録の基本
- 記録内容
- 支払日、金額、支払先、用途
- 領収書や請求書の写真を保存
- 保存方法
- クラウドストレージで電子保存
- ファイル名に「日付＋用途」を記載して整理
- 按分の根拠も記録
- 使用割合や計算方法をメモしておく
Bさん（オンライン講師）
「クラウド会計ソフトを導入したら、経費管理が楽になりました。セミナー費用や通信費の記録が簡単で、確定申告時の時間も大幅に短縮。空いた時間は家族と過ごせるようになりました。」
ワーママ副業の経費管理を効率化するための会計システム
1. freee（フリー）
freeeは、個人事業主や副業者向けに設計されたクラウド会計ソフトです。銀行口座やクレジットカードと連携し、自動で取引データを取得・仕訳します。また、スマートフォンからレシートを撮影するだけで経費登録が可能で、確定申告書類の作成もサポートしています。
公式サイト（外部リンク）
2. マネーフォワード クラウド会計
マネーフォワード クラウド会計は、フリーランスや副業者に適した会計ソフトです。銀行やクレジットカードとの連携により、自動で取引データを取得し、仕訳を自動化します。レシートの撮影で経費登録ができ、確定申告書類の作成も簡単に行えます。
3. やよいの青色申告 オンライン
やよいの青色申告 オンラインは、初心者でも使いやすいクラウド会計ソフトです。銀行口座やクレジットカードと連携し、自動で取引データを取得・仕訳します。レシートの撮影で経費登録が可能で、確定申告書類の作成もサポートしています。
公式サイト（外部リンク）
これらの会計システムを活用することで、副業の経費管理が効率化され、確定申告もスムーズに行えます。
副業の経費管理は、最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば効率化も可能です。デジタルツールを活用して、日頃から記録を習慣化することで、確定申告もスムーズになります。副業で得た収入を最大限に活かすためにも、賢く経費を管理して、生活に余裕を生み出しましょう！
