こんにちは。Working HahaディレクターのMomoです。
今私は小学3年生の男子と幼稚園年中の女子を育てています。
今日は、そんな息子と娘の保育ライフについて少しご紹介。
赤ちゃんが生まれて成長して3歳を迎える頃になると、今まで通っていた「保育園」という選択肢の他に「幼稚園(幼保園)」という選択肢が出てきます。
私本人はというと、こんな感じで子供たちの園選びをしました。
【第一子・長男】
・0歳~ 保育園①(認可外保育園)
・1歳~ 保育園②(認可の小規模保育園)
・3歳~ 幼稚園 預かり保育はなし
・6歳~ 公立小学校に入学
【第二子・長女】
・0歳~ 保育園(認可保育園)
・3歳の途中~ 幼稚園(引っ越しにより転園を兼ねて)featuring がっつり預かり保育
・現在に至る
長男の場合、ちょうど保育園(2歳児クラスまでを預かる小規模保育園でした)の卒業タイミングと私が親の介護により無職だったタイミングが重なり、保育園を探すのではなく幼稚園を探すことになりました。理由としては、フルタイムほど子供を預ける必要がなかったこと、そしてたまたま園見学に行った際に披露された在園児による楽器演奏に親子で感動してしまったこと。
さほど「これ!」といった理由もなく実家近所の幼稚園に決めたのが息子が3歳を過ぎた1月のことでした。がしかし、4月の入園式を終え当日園から渡された膨大なプリントの束を抱えて私は悟ったのです。
どうやら、幼稚園と保育園とは、全く違うものらしいぞ…。
(気づくのが遅すぎる)
幼稚園と保育園、もちろん定義も存在意義も管轄する省庁も違うのはみなさんご存知のことかと思いますが(当時の私はその違いさえ知らなかったけれど)、二人の子供を両方に通わせた私が感じた様々な違いを整理してみました。
その1. 午後4時の解釈
娘を保育園に通わせている時、最初は時短保育をしていました。時短保育は午後4時半までにお迎えをしなければいけないので、大体娘は午後4時過ぎ頃お迎えに行くことに。娘は他の誰よりも早く帰ることにちょっとした優越感を感じルンルンで帰っていました。
そして今、幼稚園の預かり保育で4時過ぎに娘を迎えに行くと私は言われます。
「遅い、もっと早く迎えに来て」と。
地域差はあると思いますが、今娘が通っている園では預かり保育の園児はまだ全体の半数以下。半数以上の園児は午後1時半、早い日は午前11時半に家に帰ります。そんな子供達を横目に娘はいつまでたっても迎えに来ない母を恨む毎日。子どもにとって時間って絶対的な尺度ではない、あくまでも相対的な尺度なんだと感じずにはいられないのでした。
何を言いたいかというと、もし働くママが幼稚園を検討する場合は、必ず候補の幼稚園の預かり保育の状況を事前に確認しようねということです。(今やどこの園もシステムとしては用意がありますが、実際にどのくらいの割合の園児が預かりを利用しているかは差があるはずです。)
その2. レギュラーな保育園とイレギュラーな幼稚園
保育園の日々は、運動会や卒園式などの一部の行事を除いて基本的には「毎日同じ生活」を「規則正しく」過ごす、レギュラーな日々を前提としています。持ち物も服装も毎日大体同じで、ちょっとした忘れものがあっても園の方で代替のものを貸してくれる。毎日同じように過ごすことが子供にも安心感を与えてくれるのだなと感じていました。
一方、幼稚園に変わって、これまた私は悟りました。幼稚園生活とは「イレギュラー満載」なのだと。幼稚園が趣向を凝らした面白いイベントの数々(夕涼み会、お泊り保育、運動会、お遊戯会、餅つき大会、バウムクーヘン作り、おやじの会…)に加え、この曜日は体操服!この日は制服+スモック!この日は下着はキャミソールと靴下は白ソックスのみ可!など、服装だって毎日イレギュラーのリクエストが雨のごとく降ってくる。
このリクエストにさささっと対応できるママは問題ないのだけど、私のような元々適当な準備をしている+日々の仕事と家事で脳のCPUがほぼ埋まっているような人間には、このリクエストは難易度が高すぎる…!何度うちの子達は忘れものをし、何度先生から「明日●●を必ず持ってきてください。おねがいします。」という付箋をもらったことでしょう…。
そんな私のようなママにおすすめなのが、とにかく入園したらすぐに優秀なママ友を持つこと。保護者会で先生に的確な質問を投げていたり、お兄ちゃんお姉ちゃんが同じ園に通っていたなど、園生活を知り尽くしているママがいたら恥を捨て去りLINE交換をしてもらってください。(そういうママ達は100%笑顔で交換してくれるはず♡)LINE友達さえできればあとはこっちのもの、不安なことがあればすぐにLINEで質問すると欲しかった答えの130%の返信をくれるはず。
そしてもう一つ忘れてはいけない大切なこと。幼稚園のこの怒涛の準備は、実は小学校に入ってからも続くのです。小学校に入学すると先生から直接親ではなく子供を介しての連絡になるので、実態把握のハードルが上がったりします。
「定規って何センチのものを用意すればいいの?」「知らない」
「遠足のお金はあなたに預けていいの?」「わからない」
「明日までに何が必要なの?」「ペットボトル3本と空き缶2本と針金ハンガー」※現在夜の9時。
こんなことは日常茶飯事。親子ともども、この怒涛の準備生活に慣れていくことが大切です。
その3.「お母さんの代わり」の保育園、「お母さんといっしょ」の幼稚園
これは、保育園と幼稚園の定義そのものに関わることですが、改めてこの違いを理解することが実は大切なんじゃないかと思う今日この頃。逆説的に言うと、この違いをきっちり理解していないと子供を通わせながら「なんか違う」感がぬぐい切れなくなってしまう気がするのです。
保育園は、特に0歳から預けることもあって、先生が親の不在の間子供を保育してくれる場所。保育とはお世話をすること、しつけをすること。子供にとって先生は第2の親。(ここまで言ってしまうと各方面からツッコミが入りそうだけど、先生方はそのくらいの気持ちで子供を見てくれると思います。)
一方幼稚園は、3歳からの教育を施す場所。お世話をする主体者はあくまでも親です。先生たちは愛情たっぷり持って園児を教育してくれています。でもそれはあくまで教育者としての立場。幼稚園において、子供の生活にまつわる責任は100%親にあると認識をした方がよいです。また、園生活にも親(特に母親、これは何十年経っても変わっていない悲しい事実)の強い介入と参加を求められます。
わかりやすい例でいうと、これまたあくまでも私の個人的な意見ですが、保育園の先生の方が幼稚園の先生より子供に対して厳しい一面があると思います。(だから子供は優しい幼稚園の先生の方が好きだったりする笑。)また保育園の先生が子供の体質や体調に敏感な一方で、幼稚園の先生は子供の好きなことや性格をよく理解しようとしてくれているスタンスを感じます。お世話する立場なのか、教育する立場なのか、その違いをきちんと理解して、親もどういうスタンスで園や先生と関わっていけばいいのかを今一度考える必要があるなと思います。(私は何も考えずに保育園⇒幼稚園シフトをしたので、この違いを理解せずに当初苦労しました。)
…と、少しご紹介どころか、長々と感じていることを書いてみました。
上記をふまえてなぜ私が結果子供たちを幼稚園に預けたかというと、「働く親として、子供の園生活へのコミットを増やしたい」という気持ちがあるから。せっかく子供たちが何年も過ごす場所、子供たちにも全力で楽しんでもらいたいし、親として参加できることはなるべく参加していきたいという意思表示なのです。まあ実態としては平日はお手伝い参加できなくて娘に「また今日もママは来なかった!」と叱責される毎日ですが。
ただ一言だけ強く言いたい、保育園も幼稚園も、本当に素晴らしい!先生たちはみんな頑張ってくれているし、子供がいる時間をめいっぱい充実させたいと、心の底から思ってくださっている。大変なこともたくさんあるだろうに、毎日子供達を笑顔でぎゅーっと抱きしめてくれる。本当に心の底から思う、先生たちのお給料をどーんと上げてほしい!国には!
そんなことをぐるぐる考えながら、私は今日も仕事をしています。