「中学受験のための習い事のやめどきっていつ?」働くママのお悩みと実践した工夫を紹介!

目次

はじめに:中学受験と習い事の両立に悩む働くママたち

こんにちは、WorkingHaha編集部です。今回は、中学受験を控えたお子さまを持つ働くママさんたちが悩む「習い事のやめどき」についてお話しします。

「ピアノが大好きな娘だけど、受験勉強に集中させるためにやめさせるべきか…」「息子はサッカーが生きがい。でもこのまま続けると受験に支障が出ないか心配…」

こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。働くママにとっては、習い事の送迎やスケジュール調整も大きな負担となります。塾の費用がかさむことで、習い事との両立が難しなることも。
でも、子どもの成長にとって大切な習い事を、すぐにやめさせるべきかどうかは、簡単な決断ではありません。

ある編集部メンバーも、「息子が受験を迎えるにあたり、習い事の水泳をやめるべきか悩んでいました。でも、彼は『水泳が僕の息抜きなんだ』と言ったので、その言葉を聞いて本当に悩みました」と語っています。

中学受験は大切ですが、子どもの意向や成長も無下にしてはいけません。今回は、この難しい選択をどう乗り越えるか、いくつかの工夫を紹介しながら一緒に考えていきましょう。

中学受験と習い事:メリットとデメリット

子どもの習い事の整理をするにあたって、まずは「続けること・やめることのメリット」について考えてみましょう。

習い事を続けるメリット

  1. 受験勉強のストレス解消
  2. 集中力の向上
  3. 自信の・自己肯定感の源
  4. 時間管理能力の向上
  5. 人格形成や多様な経験

先輩ママの体験談

娘はバレエを続けています。受験勉強が忙しくなってきた時、バレエをやめさせるか迷ったのですが、本人の強い希望で続けることにしました。結果的に、バレエは彼女にとって勉強の合間の「息抜き」になっていて、ストレス解消にもなっているようです。

息子はサッカーを続けています。最初は受験勉強との両立が心配でしたが、限られた時間の中で効率的に勉強する習慣をつける良いきっかけにもなっています。週に数回のサッカーの練習に合わせ、勉強に集中する姿勢が見られ、両立できていることが自信にもつながっているようです。

習い事をやめるメリット

  1. 勉強時間の確保
  2. 集中力の向上
  3. 体力的・精神的な負担軽減
  4. 家族の時間の増加
  5. 経済的負担の軽減

先輩ママの体験談

最初は受験勉強と両立させようと思っていましたが、難関校を目指したいという本人の意思で一旦やめることを決断しました。勉強時間がしっかり取れるようになり、成績にも少しずつ変化が。今まで水泳に通っていた時間に家族で夕飯を食べる時間が作れるようになり、息子の本音を聞けるようになったのも嬉しい誤算でした。

娘がピアノを習っていたのですが、発表会の準備が進むにつれ、勉強との両立が難しくなり、ピアノがおざなりになるように。先生とも相談して、ピアノを一旦やめることにしました。娘自身も気持ちに余裕ができ、勉強に集中できるようになりました。塾の学費が増えていく中で、経済的にも助かりました。

習い事をやめる前に試してほしいこと

まず大切なのは、子どもの意向を尊重することです。中学受験に向けて勉強に集中したいという強い意志がある場合、習い事を一時的に中断し、受験後に再開するという方法も考えられます。こういった柔軟な対応は、子どものモチベーションを高め、受験に集中するための原動力になることもあります。子どもとしっかり話し合い、習い事の今後について一緒に決めることが大切です。

1. 目的を再確認する

習い事をやめるタイミングに悩む前に、まず習い事を続ける目的を再確認しましょう。ピアノやスポーツは、ただの趣味ではなく、子どもの成長や人格形成にも大きく寄与します。例えば、ピアノは集中力や忍耐力を養い、サッカーはチームワークやリーダーシップを学ぶ場でもあります。これらのスキルは、学業や受験勉強においても大いに役立つものです。

2. 優先順位を明確に

中学受験を優先することは自然ですが、受験勉強だけに集中させる必要はありません。習い事のスケジュールを調整し、週に1回のペースで続ける、あるいは発表会や大会などの大きなイベントが終わるタイミングで区切りをつける、といった柔軟な対応が考えられます。特に、受験勉強がストレスになりすぎないように、習い事をストレス解消の場とすることも効果的です。

3. 形式を柔軟に変える

習い事を形式を変えて続けるという方法もあります。例えば、通学型のレッスンをオンラインレッスンに切り替えることで、移動時間を削減し、勉強時間の確保をしながら習い事も続けられます。特に語学系の習い事では、オンライン学習は効率的に進められる手段となり、時間の節約にもつながります。

4. コーチや先生と相談する

習い事の先生やコーチと相談し、レッスンの頻度を調整することも一つの手です。例えば、月に1回のレッスンに減らす、または大会や発表会を目標に短期的な計画を立てるといった相談をしてみましょう。先生に事情を共有することで、子どもに無理のない範囲で習い事を続けやすくなります。
サッカーや野球など集団競技の場合は、練習試合や合宿などの調整ができませんが、水泳や英会話など一人で行う習い事であれば、都合に合わせた調整ができ、受験勉強との両立がしやすいでしょう。

5. 息抜きになる習い事だけ続ける

例えば、スポーツのように体力を多く消耗する習い事やピアノのように自宅での練習が必要になる習い事は控え、軽い活動でリラックスできる習い事だけを続けることで、勉強と習い事のバランスが取れるようになります。習い事が子どもにとって息抜きになっているならば、それを大切にし、ストレスを解消しながら勉強を進める方法を探りましょう。

習い事をやめるタイミングの見極め方

1.子どもの様子を観察する

子どもの表情や態度に注目することが大切です。以下のような兆候が見られると、習い事を続けることが負担になっている可能性があります。

  • 習い事に行き渋るようになった
  • 帰宅後に疲れきっている様子が目立つ
  • 以前のように習い事の話をしなくなった
  • 勉強に集中できない、あるいは落ち着きがない

先輩ママの体験談

娘が絵画教室から戻ると毎回疲れ切っていることに気づきました。そこで話を聞くと、「絵を描くのは好きだけど、今は勉強に集中したい」と言われたんです。この言葉がやめる決断をするきっかけになりました。

2.成績の変化に注目する

定期的なテスト結果や成績の傾向も、習い事を続けるか見極める際の重要な判断材料です。

  • 最近の成績が下がっている
  • 特定の科目で著しい成績の低下がある
  • 塾の先生から学力の伸び悩みを指摘された

ただし、一時的な体調不良やその他の要因で成績が下がることもあるため、長期的な変化を注意深く見ることが必要です。短期的な不調にすぐ反応するのではなく、全体的な流れを見ながら判断しましょう。

3.塾のスケジュールとの両立が難しくなったとき

小学6年生になると、塾のスケジュールが過密になり、特に夏期講習や模試が増えてきます。この時期に習い事との両立が難しくなることが多く、スケジュール調整が重要になります。さらに受験本番が近づくと、怪我や病気のリスクもあるため、習い事を続ける余裕がなくなることが一般的です。
どうしても続けたい習い事の場合は、一時的に休会をすることも視野に入れましょう。

息子の一週間のスケジュールを書き出してみたところ、勉強と習い事に追われ、家族で話す時間さえなくなっていることに気づきました。このため、息子と話し合いをして、受験が終わるまで習い事を休むことにしました。

徐々に減らしていくという選択も

いきなり習い事をやめると、子どもの息抜きや楽しみが急になくなり、勉強に対するモチベーションが低下する可能性があります。小学4年生をめどに、少しずつ習い事を減らし、塾や予備校に通う時間を確保する方法も効果的です。徐々に減らすことで、子どもにとっても納得感を得やすく、スムーズに受験準備に集中できるようになります。

習い事の種類別:やめどきの目安

スポーツ系の習い事

スポーツは体力づくり気分転換に非常に効果的ですが、特に中学受験を控えた時期には、体力の消耗や怪我のリスクも考慮しなければなりません。練習や試合が重なり、勉強時間が限られてしまうことが多くなるため、タイミングを見計らって調整が必要です。

やめどきの目安

  • 大会や試合が増えすぎて勉強時間が確保できない。
  • 怪我をする可能性のある習い事で、受験に影響を及ぼす可能性がある。

中学受験に向けた一般的なやめどき
中学受験の6年生に入る前に、週末だけの練習にするなど、勉強とのバランスを取るための調整が多く見られます。

先輩ママの体験談

息子がサッカーを続けていたんですが、練習の量が増え、中学受験の勉強時間が減ってしまいました。結局、週末だけの活動に切り替えたところ、息子も納得し、勉強とのバランスが取れるようになりました。

音楽系の習い事

音楽は感性を育てる教育に非常に有効で、特に長く続けることで豊かな表現力や集中力を養います。しかし、練習の時間確保や、コンクール・発表会の準備は大きな負担になることがあります。

やめどきの目安

  • 毎日の練習が負担になり、勉強の妨げになっている。
  • 練習や発表会の準備で勉強時間が削られている。

中学受験に向けた一般的なやめどき
中学受験を控えた半年~1年前には、発表会のスケジュールや練習の頻度を減らす調整を行う場合が多いようです。

先輩ママの体験談

小学5年生になり、娘のピアノを完全にやめるのではなく、レッスンの頻度を減らしました。月に1回のレッスンにして、娘もピアノを続けながら受験勉強にも集中できるようになりました

語学系の習い事

英語やその他の語学習得は、中学受験にも役立つ可能性があり、受験後の将来に向けた準備にもなります。しかし、受験科目とのバランスを考える必要があり、無理をすると逆効果になる場合があります。

やめどきの目安

  • 語学の宿題が受験勉強の妨げになっている。
  • 語学学習に対するモチベーションが低下している。

中学受験に向けた一般的なやめどき
英語は、中学受験と並行して続ける場合も多い習い事です。受験期前後に一時的に休会し、受験終了後から再開するというケースも多いです。

先輩ママの体験談

息子の英会話は、オンラインレッスンに切り替えました。通学時間を省くことで、勉強と語学の両立ができ、息子も効率よく学習できています

働くママならではの時間管理術

1. 習い事の優先順位を見直す
子どもの成長に役立つ習い事・子どもがどうしてもやりたい習い事を優先し、負担になるものは整理します。ストレス解消になる負担の少ない習い事だけを残すことも選択肢です。

2. 頻度を減らす
習い事をやめる前に、回数を減らして様子を見ましょう。週2回の活動を週1回に減らすなど、負担を減らしながら受験勉強に集中させることが可能です。

3. オンライン習い事を活用
通学時間を省き、オンラインで学ぶことで時間を有効に使えます。語学は特に効果的です。

4. 家族でのタスク分担
家族でスケジュールを共有し、送迎などを分担することで、働くママの負担を軽減しましょう。

5. 受験期に向けて徐々に習い事を減らす
急にやめるのではなく、小学校4年生をめどに少しずつ減らしていくことで、子どもも無理なく勉強に集中できます。

子どもとの対話:やめることの決断と伝え方

習い事をやめることは、子どもにとって大きな決断です。特に中学受験を控えている場合、親としては悩むところですが、子ども自身の気持ちも大切にしながら進めることが必要です。
子どもが頑張って取り組んできた習い事を、親の意向だけで勝手に辞めさせてしまうと、今まで頑張ってきたことを否定されているような気持ちになり、勉強のモチベーションにも悪影響を与える恐れがあります。
以下のポイントに注意して、子どもとしっかり向き合いましょう。

1. 子どもの気持ちをじっくり聞く
まずは子ども自身がどう感じているのかを聞き、彼らの意見や不安を尊重しましょう。「やめたくない」「続けたい」と思っている場合も、その理由に耳を傾けることが大切です。

2. 理由を明確に説明する
やめる理由を分かりやすく伝えることが重要です。例えば、「受験勉強に集中するため」や「体力を温存するため」といった具体的な理由を伝えると、子どもも納得しやすくなります。

3. 代替案を一緒に考える
完全にやめるのではなく、頻度を減らす・休会するなどの選択肢を考えてみるのも一案です。これにより、子どもは「全てを失う」という不安を感じることなく、勉強にも集中しやすくなります。

4. 将来の可能性を示す
「今やめても、受験が終わったら続けよう!」と未来の展望を示すことで、子どもが納得しやすくなるでしょう。これにより、現在の決断が永久的なものではないという安心感を持たせることができます。

5. 感謝の気持ちを伝える
これまで頑張ってきた子どもの努力に感謝を伝えることは、子どもがやめることに対して前向きな気持ちを持つための重要なステップです。

先輩ママの体験談も参考になります。

息子のサッカーをやめさせる時に悩みましたが、息子と正直に話し合い、『将来のため』という理由を伝えました。最終的には、週末だけ家族でサッカーを楽しむという解決策を見つけ、息子も納得してくれました。子どもの気持ちを尊重しながら話し合うことの大切さを学びました。

習い事をやめる際の注意点

1. 子どもの意思を尊重する
大人の都合だけでなく、子どもの気持ちにもしっかり寄り添いましょう。やめることに抵抗がある場合は、少しずつ減らす、頻度を調整するなど、子どもと一緒に決めるのが理想的です。

2. ストレス解消法を確保する
習い事が子どもにとっての息抜きやストレス解消の場であった場合、やめた後も新たなストレス発散の方法を見つけてあげましょう。これがないと、勉強のプレッシャーがかかりすぎることもあります。

3. 学力だけでなく、心の成長を大切に
中学受験は大切なステップですが、それだけに焦点を当てすぎると子どもの全体的な成長を見落としてしまうことがあります。学力だけでなく、子どもの心の安定や成長も考慮に入れることが重要です。

4. 柔軟性を持つ
一度決めたことでも、状況に応じて見直すことが大切です。子どもの様子や学校の進捗に応じて、習い事の再調整を行いましょう。

5. 家族の時間を大切に
受験期は家族のサポートが必要です。家族で過ごす時間を意識して確保し、子どもの心のサポートも行いましょう。

これらのポイントを意識しながら、焦らずにじっくりと子どもと向き合って決断していくことが、習い事をやめる際の理想的なアプローチです。一気にすべての習い事をやめるのではなく、小学四年生頃から徐々に減らしていくと、自然と受験に集中できる場合もあります。

まとめ:子どもの未来を見据えた柔軟な判断を

中学受験と習い事の両立、いかがでしたか? 正解はありません。それぞれの家庭の状況、子どもの性格、志望校のレベルなどによって、最適な選択は変わってきます。

大切なのは、子どもの気持ちに寄り添いながら、柔軟に対応していくこと。そして、家族全体でサポートしていく姿勢を持つことです。完璧を求めすぎず、時には試行錯誤しながら、お子さまと一緒に成長していけたらいいですね。中学受験は確かに大切ですが、それ以上に大切なのは、子どもの全人格的な成長と、家族の絆です。

皆さまの家庭に、素敵な決断と成長の機会が訪れますように。WorkingHaha編集部は、これからも働くママの味方です。悩んだときは、いつでも立ち寄ってくださいね。一緒に考え、一緒に成長していきましょう!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次