こんにちは、WorkingHaha編集部です。今回は、働くママが中学受験に挑む際に抱える「どうやってサポートすればいいの?」という悩みにお答えしたいと思います。私たち編集部にも同じく、働きながら子どもの受験をサポートしてきたメンバーがいます。その体験談も交え、働くママの不安や悩みを少しでも解消するためのポイントを紹介します。
働くママの中学受験サポート術
時間の使い方を見直す
中学受験となると、子どもの学習時間の確保はもちろん、親のサポートも不可欠です。でも、仕事と家事で毎日いっぱいの中、これ以上どうやって時間を捻出すればいいの?と頭を抱えてしまいますよね。
まずは、私たちWorking Haha編集部のママたちが実践して効果的だった時間管理のコツをいくつかご紹介します。
- 家事の効率化
食事の下準備を週末にまとめて行う、オイシックスなどのミールキットの活用 - 隙間時間の活用
通勤時間や昼休みを利用して、子どもの学習状況をチェック - 家族での役割分担
家族全員で家事や送迎を分担する - 優先順位の明確化
本当に必要なことに時間を使い、それ以外は思い切って省く
ママ自身が家事の効率化や隙間時間の活用をすることも大切ですが、家族みんなで協力し、役割を分担することも大切です。ママが一人で抱え込みすぎると、子どもと向き合う際に心の余裕がなくなり、十分にサポートできなくなってしまうこともあります。子どもも受験に向けて不安を抱えながら頑張っているので、家族全員で協力し、支え合うことで、親子の絆も深めていきましょう。
子どもとの関係性を大切に
受験期はどうしても、子どもに「もっと勉強しなさい」と厳しくなりがちです。ある編集部メンバーは、ある日子どもが泣きながら「もう勉強したくない」と言ったことでハッとしたそうです。
子どもを追い詰めていたことに気づきました。子どもの頑張りすら見ずに、ただただ結果を求めて怒っていただけだったんです‥。それに気づいてから、勉強の合間に、好きな漫画の話をしたり、一緒にストレッチをしたり。子どもと一緒に息抜きすることで、子どもの本音も聞けるようになりました。
中学受験の準備に追われると、つい結果ばかりを気にしてしまいがちです。でも、それは本当に子どものためになるのでしょうか。長い中学受験を走り抜くたには、子どもと良好な信頼関係の構築が欠かせません。
Working Haha編集部のママたちが実践した工夫をいくつかご紹介します。
- 勉強以外の会話の時間を作る
- 子どもの頑張りを具体的に褒める
- 子どもの気持ちを受け止め、共感する
- 時には息抜きの時間を一緒に過ごす
中学受験は確かに大切ですが、それ以上に大切なのは親子の絆です。この時期だからこそ、子どもとの関係性を深める機会と捉えてみてはいかがでしょうか。勉強の話だけでなく、子どもの好きなことや趣味について話す時間を作ることで、子どもがストレスを感じずに学習に取り組める環境を作りましょう。
中学受験のメリット・デメリット
子どもの視点から考える
中学受験を考える際、私たち親の視点だけでなく、子どもの視点に立って考えることも大切です。編集部で議論した結果、以下のようなメリット・デメリットが挙げられました。
メリット:
- 早い段階で目標に向かって努力する経験ができる
- 学習習慣がしっかり身につき、自立心が育つ
- 同じ目標を持つ仲間と出会える
- 中高一貫校では6年間、安定した環境で学べる
デメリット:
- 勉強によるストレスが溜まる
- 遊ぶ時間や友達との時間が減る
- 自由な選択肢が狭まることがある
これらのメリット・デメリットは、あくまで一般的な傾向です。お子さまの性格や家庭の状況によって、感じ方は大きく異なるでしょう。大切なのは、子どもの気持ちや性格を尊重し、受験の必要性を親子で話し合うことです。
将来を見据えた選択
中学受験はお子さまの将来に大きな影響を与える可能性がありますが、「中学受験合格=成功」ではないことを忘れないでください。
編集部のメンバーは、自身の経験からこんなことを話していました。
私自身、中学受験をして有名私立に入学しました。でも、そのプレッシャーから高校時代に少し躓いてしまって…。結局、自分が本当にやりたいことを見つけたのは大学に入ってからでした
一方で、他のメンバーはこう語ります。
うちの子は公立中学に進学しましたが、そこで多様な友達と出会い、いろんな経験を積むことができました。今では自分の進路を自分で決められる強さを持っています
これらの経験から、私たち編集部が考える将来を見据えた選択のポイントは以下の通りです。
- 子どもの興味・関心を尊重する
- 学歴だけでなく、人間性の成長も考慮する
- 長期的な視点で教育環境を選ぶ
- 子どもの可能性を狭めない選択をする
中学受験は一つの選択肢にすぎません。お子さまの個性や家庭の状況に合った最善の選択を、長期的な視点で考えていくことが大切です。10年後、20年後の姿を子どもと一緒に想像しながら、最善の選択をしていきましょう。
中学受験、やりすぎNG行動とその対処法
過度な期待やプレッシャーを避ける
中学受験に向けて頑張る子どもを見ていると、つい「もっと頑張れるはず」「あの子はできているのに」と、過度な期待やプレッシャーをかけてしまいがちです。でも、これは逆効果なんです。
あるスタッフの失敗談です。
毎日のように『もっと頑張りなさい』と言い続けてたところ、ある日子どもが『もう無理』と泣きだしてしまったんです。そこで初めて、気づけば子どもがプレッシャーでつぶれそうになっていたことに気づきました‥
この経験から学んだ、過度な期待やプレッシャーを避けるためのポイントをご紹介します。
1.小さな達成を褒める
『毎日30分勉強したね』と、勉強量よりも継続を褒めました。これが子どものモチベーションアップにつながりました
親子での目標の見直し
プレッシャーが高まりすぎた場合、『志望校に固執せず、他の選択肢も一緒に考えよう』と提案し、子どもと目標の目線合わせをしました
勉強以外の時間を大切に
毎日「息抜きタイム」を設定し、親子で一緒に散歩やゲームを楽しむ時間を作ることで、子どもがリラックスできる環境を作りました
「頑張れ」の代わりに「頑張ったね」と声をかける。小さな進歩も見逃さず褒める。そんな小さな心がけが、子どもの自信につながります。過度なプレッシャーを避けるため、子どもの意志やペースに耳を傾け、親子で目標を共有しつつ柔軟に対応することが大切です。
子どもの個性と成長速度を尊重する
中学受験の準備をしていると、つい焦ってしまい「もっと早く」「もっとたくさん」と、子どもを急かしてしまうことがありませんか?でも個性や成長速度は一人ひとり異なります。他の子と比較するのではなく、次のポイントを心がけみるのもおすすめです。
1.分野を伸ばす
うちの子は理科が得意だったので、理科の実験キットを買って家でも楽しんでやらせていました。得意科目を通じて勉強への意欲が高まりました
2.苦手分野に焦らない
算数が苦手だったけど、焦らず少しずつ取り組むことで、途中で投げ出さずに続けられました。『できた!』という瞬間を大切に褒めると、子どももやる気を出しました
3.興味を活かす
歴史が苦手だったので、好きな戦国武将のゲームを使って、楽しみながら歴史に興味を持たせました。勉強が嫌だと思わない工夫が大切です
例えば、算数が苦手な子には、料理を通して分数を教えてみる。歴史が苦手な子には、漫画や動画を活用してみる。子どもの個性に合わせた学習方法を見つけることで、より効果的な学習ができるはずです。
子どもと目標をすり合わせる
編集部員の友人で小学校の教師をしている方から、「中学受験で精神的に疲弊してしまう子もいる」との話を聞きました。
親の期待と子どもの気持ちがすれ違い、過度なプレッシャーを感じた子が体調を崩してしまったり、劣等感を感じてしまうケースもあるそう。
小学生はまだ心も成長途中です。だからこそ子どもの意思を尊重し、時には目標の見直しや受験を続けるかどうかの話し合いをすることも大切です。親子で目線を合わせ、進む道を一緒に考えましょう。
先輩ママの体験談:
子どもがあと一歩でより高ランクの中学を目指せる成績でした。しかし、親の期待とは裏腹に、子ども自身がどうしても行きたい学校が別にあり、無理せず自分のペースで進みたいという強い意思を持っていました。結果的に、家族で話し合い、子どもの意思を尊重して第一志望を変更。自分で選んだ学校に通えたことで、子ども自身も楽しそうに通学しています。
自分で明確な目標を持ち、それにより行動が変わったり、成長した経験が皆さんにもあると思います。中学受験も同様です。「第一志望に合格したい」という目標に加え、「第一志望に受かって、こんな大人になりたい」まで描けていると、受験は未来の夢を叶えるための第一歩に感じられるでしょう。親子で、合格後の未来や夢について話し合う時間を持つことは、子どものモチベーションを高める素晴らしい機会になると思います。
中学受験は、普段忙しくて子どもとじっくり話す時間が取れないワーママにとっても、親子の絆を深め、子どもを理解する貴重な機会になります。
過度な期待を避け、子どもを尊重しながら柔軟に目標を見直しし、共に成長していくことで、親自身も成長をすることができるのではないかと思います。
中学受験は確かに大変です。でも、この経験は子どもの成長だけでなく、私たち親の成長にもつながるはず。完璧を求めず、子どもと一緒に成長していく気持ちで取り組んでいきましょう。皆さまの挑戦を、Working Hahaは心から応援しています!