こんにちは、WorkingHaha編集部です。今回は、働くママにとって気になる「親子留学の時期」について、おすすめのタイミングやポイントをお伝えします。実際に親子留学を経験した編集部メンバーの体験談を交えながら、疑問や不安を少しでも解消できればと思います。
子どもの年齢別おすすめ留学時期
未就学児（0-5歳）の場合
未就学児の親子留学は、子どもが言語を自然に吸収する力が最も高い時期に、海外経験ができる貴重な機会です。この時期の留学は、現地の保育園に通わせたり、海外の生活環境に慣れさせることで、言語や異文化への適応力が飛躍的に伸びることが期待されます。
おすすめの時期
- 2-3歳：言語吸収力が高く、環境への適応も柔軟に行える時期です。
- 4-5歳：就学前で、日本の学校システムとのバランスを取りやすい時期。
先輩ママの体験談
3歳の娘とオーストラリアに1年間の親子留学をしました。現地の保育園に通わせたことで、驚くほど早く英語を覚え、現地の友だちともすぐに打ち解けました。未就学児のこの時期は、言語も環境も柔軟に吸収する力が強いと感じましたね。
注意点
小さい頃の留学経験は、帰国後のフォローが大切です。せっかく覚えた英語を忘れないよう、継続的な英語環境の提供を心掛けましょう。
小学生（6-12歳）の場合
小学生の時期は、基礎学力を身につけながら異文化を体験できる良いタイミングです。高学年になると、親子留学だけでなく、夏休みなどのサマーキャンプを利用して、子どもだけでの短期留学も人気があります。留学を通じて得た経験は、勉強へのモチベーションや自己成長に大きく寄与します。
おすすめの時期：
- 1-3年生：学習内容がシンプルで、戻ってからの学習の取り戻しが比較的簡単な時期。
- 4-5年生：日本語力が安定しており、現地の教育環境にもスムーズに適応しやすい時期。
- 6年生：中学受験を考えていない場合、卒業前に異文化体験をする良い機会です。
先輩ママの体験談
9歳の息子とカナダで6か月間親子留学をしました。4年生の2学期から留学を開始したのですが、帰国後も息子の学習意欲が高まりました。現地校での経験が、自信や自主性を育んだようです。
帰国後の学習の遅れが心配でしたが、むしろ海外の生活を見たことで息子の意識が変わり、学習意欲を高めてくれました
注意点
小学生はまだ自己管理能力が未発達なため、親のサポートや現地の生活環境が重要です。また、言語習得の時期としても適している一方で、日本の学習内容に遅れが出ないように配慮もしましょう。特に短期留学を選んだ場合は、日本に戻ってからの学習リカバリー計画を立てることが大切です。
中学生以上（13歳-）の場合
中学生以上（13歳-）
中学生以上になると、留学は単なる経験ではなく、将来の進路やキャリアに向けたステップとしての意味合いが強まります。この年代では、子どもが自主的にサマースクールや長期の体験留学に参加を希望することも少なくありません。早い時期に短期留学を経験することで、長期留学を考えるきっかけにもなります。
短期留学プログラムが用意されている学校もあるので、学校選びの基準に加えるのも良いでしょう。
おすすめの時期：
- 中学1-2年生：受験への影響が少ないため、比較的余裕を持って留学を経験できる時期です。
- 中学3年生の春休み：高校受験後のタイミングで、進路を見据えた体験が可能。
- 高校1-2年生：大学受験やキャリアに活かせる経験を積むのに最適な時期です。
先輩ママの体験談
15歳の娘が自らニュージーランドでの2か月間の留学を希望しました。1学期の終わりから夏休みを利用しての留学でしたが、異文化に触れたことで将来の進路について深く考えるきっかけとなりました。
息子が学校の短期留学プログラムを利用して、夏休みにオーストラリアへ行きました。同じ高校からも数名の生徒が参加していたため、親としても安心して送り出すことができました。現地では、ホームステイで現地の文化や生活を体験しながら、英語の実践的なスキルを身につけて帰ってきました。「大学生になったら長期留学をしたい」と話していて、この短期留学が将来の目標を見つけるきっかけになったようです。
注意点
中高生になると、自主性が高まる一方、受験や進路を見据えた学習計画が必要です。サマースクールなど短期の留学を通じて、長期留学の準備を進めると良いでしょう。
長期留学をする場合、現地の学習スタイルに早く適応しつつ、受験勉強とのバランスも重要です。
文部科学省の留学支援「トビタテ！留学JAPAN」
「トビタテ！留学JAPAN」は、文部科学省が推進する官民協働の留学促進キャンペーンです。特に中高生から大学生まで、幅広い世代を対象にしています。このプログラムは、学業だけでなく、スポーツや文化活動など多様な目的での留学をサポートしており、奨学金制度も充実しているのが特徴です。留学費用や手続きに関する情報が分かりやすくまとめられており、留学を経験した高校生の生の声も掲載されています。
詳細は公式サイトをご覧ください: トビタテ！留学JAPAN（外部リンク）
季節別親子留学のメリットとデメリット
春・夏休みを利用した短期留学
働くママにとって、春や夏の長期休暇を利用した短期留学は、仕事や家庭生活に大きな負担をかけずに、子どもに異文化体験や語学学習をさせる貴重な機会です。短期留学は、仕事と学校のスケジュールに影響を最小限に抑えることができるため、比較的計画しやすいのが特徴です。
例えば、夏休みを活用して短期留学を実施するママも少なくありません。
メリット：
- 学校への影響が少ない
- 仕事の調整がしやすい
- 現地のアクティビティが充実
デメリット：
- 言語習得の進展が限定的
- 費用の高騰
- 気候の適応
先輩ママの体験談：小学4年生の息子と短期留学を体験
夏休みを利用して、サッカーを頑張っている息子と一緒にイギリスに1か月間留学しました。息子はサッカーのスポーツ留学に加え、現地での英語レッスンにも参加しました。私自身も、学生時代から憧れていた留学を実現したことで、人生の目標が見つかったように思います。
長期休暇を利用した半年〜1年の留学
働くママがより本格的な留学を考える場合、半年から1年の長期留学が理想的です。長期間にわたって現地で生活することで、子どもが言語や文化をより深く理解し、国際感覚を身につけることが可能です。
ただし、長期間の留学は、仕事や日本での生活との両立をどうするかが大きな課題となります。
メリット：
- 言語と文化への深い理解
- 現地校への参加による人脈作り
- 季節ごとの多様な体験
デメリット：
- 仕事や日本の生活との両立
- 経済的負担
- 日本の学習との差
先輩ママの体験談：小学2年生の娘と1年間の留学を経験
娘が小学2年生の4月からカナダで1年間留学しました。仕事は退職し、フリーランスに転向して、現地でもパートタイムで働きながら生活しました。娘は現地校で多くのことを学び、私自身も語学のスキルを向上させる機会になりました。留学が終わった後、娘の自立心や国際感覚が大きく成長しているのを感じました。
子どもだけの留学も選択肢に
小学生からは親子留学だけでなく、子ども単独の留学も可能です。夏休みを利用したサマーキャンプや短期留学は、子どもが自立し、異文化に適応するための良い練習となります。
特に中学生以降はサマースクールなどの体験型留学や学校主催の短期留学制度もあるため、長期留学へ向けた準備として活用できます。
働くママの視点から見る留学時期の選び方
キャリアプランとの調整ポイント
親子留学を検討する際、働くママにとってキャリアとの調整は非常に重要な要素です。最近では、リモートワークや柔軟な働き方を活用することで、キャリアを中断せずに親子留学を実現する方も増えています。リモートワーク可能な職場であれば、海外に滞在しながら仕事を続けることで、経済的負担を軽減しながら留学を実現することが可能です。
- 会社の制度を活用する
長期休暇や育児休暇の延長、サバティカル制度などを最大限に活用し、留学中の業務をリモートで行うか、事前に上司や人事と調整を図ることが大切です。 - フリーランスや副業の検討
柔軟な働き方が求められる場合は、フリーランスとして独立したり、副業を始めることも選択肢に入れると良いでしょう。 - 留学後のキャリアプランを明確に
留学経験が今後のキャリアにどう役立つかを具体的に描き、計画を立てることが成功の鍵です。
先輩ママの体験談
私はIT企業で働いていますが、リモートワークが可能な職場環境のおかげで、息子と3か月間オーストラリアに親子留学を実現することができました。経済的な不安も少なく、子どもとの時間を確保しながら、私自身も語学を学び直すチャンスとなりました。この経験を通じて、キャリアと子育ての両方を追求できる新たな道が開けました。
家族の理解と協力を得るコツ
親子留学を成功させるには、家族全員の理解と協力が欠かせません。特に、パートナーや祖父母など、家族全員でサポートし合うことが留学中の心の支えになります。家族との十分なコミュニケーションを通じて、留学の意義や効果を伝えることで、全員が納得した上での留学を実現できます。
- 帰国後の生活も考慮
帰国後のキャリアや家族の生活再建についても、計画を立てることが大切です。 - 留学の目的やメリットを共有
留学がもたらすポジティブな影響や、子どもにとっての学び、そして将来のキャリアにどう活かせるかを家族と共有することが大切です。 - コミュニケーションの計画を立てる
海外にいる間、定期的に家族と連絡を取る方法を考え、安心感を持たせましょう。これにより、離れている間も家族との繋がりを感じることができます。
先輩ママの体験談
親子留学を決める時、まず家族全員で話し合いを行いました。最初は夫も心配していましたが、留学が子どもの成長や私自身のキャリアにとっても良い影響があると説明すると、協力的になってくれました。留学中は定期的に家族とオンラインで連絡を取り合い、帰国後の生活もスムーズに再スタートできました。
親子留学の「ベストな時期」は、家族それぞれの状況によって異なります。大切なのは、家族全員で十分に話し合い、それぞれの希望やキャリアプラン、子どもの成長段階を考慮して決めることです。完璧なタイミングを待つよりも、「今できること」から始めてみるのも一つの方法かもしれません。
皆さまの素晴らしい留学体験を、Working Hahaは心から応援しています！
