自己紹介②(30代中盤~今の私)
こんにちは。Working HahaディレクターのMomoです。
前回の投稿では、新卒入社から30代前半までの自分のキャリアを振り返ってみました。あと少し、30代後半の話にお付き合いいただけるとうれしいです。
2017年初頭、33歳でケアラーとしてのデビューをした私。当時はいろんなショックなことが続いて実は記憶がおぼろげな部分が多くあるのですが、とにかく毎日母がいる病院やホーム(ここも、数カ月ごとに転院を繰り返しているので、手続き周りも実はめちゃくちゃ大変で)に通いながら、母をみていたような生活でした。そしてちょうどその頃第二子である長女を妊娠しました。つわり予防のためにマックのフライドポテトを口に詰め込みながら母のいる病院まで車を飛ばしていたのをよく覚えています。
娘を出産し、実家での母の介護が始まったのが2018年の秋でした。
学生の頃、母が祖父母を実家で介護していたのを見ていたはずなのに、いざ自分たちが手続きをしようと思うと全く知らないことだらけ。ケアマネージャーさんがいて、ヘルパーさんがいて、療法士さん、看護師さん、主治医の先生…とにかくいろんな人と連携して、家族と関係する人々が一丸となって介護生活というのは行われるんだなと、日本の介護システムに感心しながら、少しずつ生活を作っていきました。
介護の話が長くなりましたが、その頃私が考えていたのが「そろそろ、働きたいな」ということ。その時点で、会社を辞めて無職の状態になってから1年半ほどが経とうとしていました。ちょうど春になれば娘を保育園に入れることができる(保育園に入れるのに、介護の事由はフルタイム勤務と同じポイントがもらえるというのもその時初めて知りました)、介護はもちろん続くけど、子供を保育園に預けられれば少し働く時間を捻出できるかもしれない。
思い立ったら即行動の私、保育園の合格通知をもらってすぐに周りの友人に「何か仕事ないかな?」と声をかけて、少しずつ社会復帰計画を進めていきました。
当時はコロナ前だったこともあり、自分の中でも「在宅で出来る仕事って限られているんじゃないかな」という気持ちがあったのですが、世の中は私が考えているより遥かに進んでいました。
いろんな方に声をかけていただき、とにかく多種多様な仕事を少しずつお手伝いすることができるようになりました。
雑誌編集/WEB記事ライティング/インタビュー/WEBサイト立ち上げ/採用/プロジェクト進行管理
フリーランスとして、最初は1日数時間からスタートし、だんだんと時間を延ばしてフルタイム相当の仕事ができるようになったのが2021年のはじめ頃。(その頃には介護の負担も少しずつ減ってきていました。今も実家とはスープが冷めない距離に住んでいて、必要な際は介護ができるような体制にしています。)
そしてフリーランスとして仕事をはじめてから約3年後の2022年1月。お手伝いしていたベンチャー企業から声をかけられ、正社員として入社し、今に至ります。
こうやって書くと、我ながら結構忙しい30代だったなと思います。もちろん思い通りにいくことばかりではなかったし、もっと何の制約もなく、自由に暮らしたいと思ったこともありました。
でもひとつだけ、子供を産む前から願っていたことがあって、それは「子供が小学生になったら、玄関でおかえりを言えるママになりたい」ということ。当時は働きながらどうやってその願いを叶えることができるんだろう?と答えがないまま日々を過ごしていたのですが、今私は在宅で正社員の仕事をしながら、午後3時の子供の帰宅を家で迎えることができています。
この小さな夢は、きっと在宅の仕事じゃなきゃ叶わなかったし、介護が始まらなければ在宅の仕事にはしていなかったし…と思うと、本当に人生って何が起きて、どう転んでいくのかわからないなと思います。
長くなりましたが、これが私の30代でした。
このブログでは、仕事、育児、介護で私が思っている様々なことをつらつらと書いていければと思います。
これからどうぞよろしくお願いいたします。